AIの答えは人によって変わる。中学英語のやり直しを相談したら、テストが返ってきた
英語の資格がほしくなりました。TOEICでも英検でも、履歴書に書けるものをひとつ持っておきたいです。
ただ、何から手をつければいいのかが分からず、困っていました。単語なのか、文法なのか、参考書を1冊買えば済むのか。
何から始めればいいのかを調べてみると、答えはだいたい同じ。まず中学英語をやり直すのがいい、というものでした。
なぜ中学英語なのか。TOEICも英検も、まず英文が読めないと始まりません。どれが主語で、どれが動詞で、どこからが説明なのか。その骨組みは全部、中学英語で出てきます。単語だけ増やしても、骨組みが取れなければ意味は取れません。しかも中学3年ぶんなら範囲が決まっているので、やり直しても終わりが見えます。
じゃあ中学英語からやろう。そう思ってAI(Claude)に送ったのは、この一文だけです。
中学英語から勉強したほうがいいかな
返ってきたのは「はい」でした。ただし、そのあとに、こちらが聞いていないことが続いていました。全部やり直す必要は無いはずだから、先に測って決めませんか、というものでした。
中学英語をやったのは昔の話で、いまどれくらいできるのかが自分でも分かりません。どうしようか迷っていました。
そこで返ってきたのが、20問のテスト。気軽に相談しただけなのに、テストまで出してくれました。答えると、中1から始めるべきか、中3の3単元だけでいいかが出る作りです。実際に開いて、解いてみました。
完成したテスト
これが返ってきたものです。ここで解けます。答えるとその場で正解と解説が出て、20問すべて答えると判定が出る作りです。
なぜテストだったのか。あとで聞いたら、こういう説明でした。図にすると、こうなります。
「はい」と答えるだけでは、次にやることが決まりません。3年ぶんを全部やるのか、一部でいいのかが未定のまま残るからです。
もうひとつ、この判断には自分の事情が入っていました。高校は1年の途中まで行っていて、中学英語は一度は通っている。だとすれば全部が抜けている可能性は低い、と見たそうです。全部やり直すと、知っている単元にも時間を使うことになります。
とはいえ、どこが抜けているかは本人にも分かりません。できるつもりの単元ほど抜けている、というのが厄介なところです。だったら測るのが最短だと考えて、範囲が有限で、短時間で、その場で結果が出る形にしたそうです。それが20問・5分・即採点でした。
つまり、同じ一文を送っても、返ってくるものは人によって変わります。英語にまったく触れたことがない人には、テストは出てきません。そのまま中1から始めればいいので、測る必要がないからです。
言われてみると、この日は同じことを2回やっていました。どの資格を受けるかを調べたときも、難易度からではなく「そもそも受験できるか」を先に見ています。考えても分からないことは先に測る、という同じ形でした。
間違いを見つけたのも、直したのもAI
作っている途中で報告がありました。20問のうち4問、正解が選択肢の一番上に置かれたままになっていた、と。英語を知らなくても、位置で当てれば正解できてしまう状態です。
見つけたのは自分ではありません。こちらは出来上がったものを渡されただけです。そのまま解いていたら、最後まで気づいていなかったはずです。
自分で解いた
結果はこうでした。

中1が6/6、中2が5/7、中3が6/7。落としたのは動名詞・比較・間接疑問の3つでした。
中1が満点だったので、be動詞や語順まで戻る必要はありません。中3の受動態・現在完了・関係代名詞も通っていました。抜けていたのは中2の2単元と、中3の1単元だけです。
3年ぶんをやり直すつもりでしたが、実際に必要なのは3単元でした。
ここまでで自分がやったのは、一文を送ったことと、解いたこと。それだけです。疑問の立て方も、問題の設計も、間違い探しも、全部AIがしました。
一文送っただけで、その日のうちに使える道具が返ってきました。それより効いたのは、「はい」で終わらせなかったことのほうです。
小テストを解くことで、どこが抜けているのかが分かりました。あとは、そこをやるだけです。
中1から全部やり直すのか、一部でいいのか。考えている時間より、解いてしまうほうが早いです。