
毎朝の投稿をAIに任せた。ただし投稿ボタンだけは自分で押す
Claudeのブラウザ拡張(Claude in Chrome)を入れた。ブラウザのタブを見て、クリックや入力まで代わりにやる。
やらせたいことは決まっていた。毎朝、その日の経済ニュースを1枚の図にして、Xに投稿する。
ただし、投稿ボタンだけは自分で押すことにした。理由は後述する。
図を作る道具は前からあった
「ニュース → 株価 ずかい」というページを前に作ってあった。型を選んで見出しを書き換えると、因果が3段で並んだカードが出る。それをスクショしてXに貼る、というだけのものだ。
型は9つある。利上げ / 利下げ / 円安 / 円高 / 好決算 / 悪決算 / 原油高 / インフレ加速 / 自社株買い。
手でやると2分かかる。内訳はこう。
| 今日のニュースを見る | 1分 |
| 型を選んで見出しを書き換える | 30秒 |
| カードをスクショ | 10秒 |
| Xに投稿 | 30秒 |
2分は短いが、毎日2分は続かない。忘れる日が出て、忘れた日から止まる。だから機械に渡すことにした。
全自動にしなかった
拡張には「Scheduled tasks」という機能がある。決めた時刻に自動で起動して、登録した作業をやる。ここまで渡せば、朝起きたら投稿が終わっている状態が作れる。
やらなかった。投稿は「戻せない外向きの行動」だからだ。
自分用のルールにこう書いてある。
戻しにくい/外向きの行動は必ず事前確認。例: 外部公開・出品・申請・課金・削除・SNS投稿・メール送信など
経済の話を、自分が見ていない間に発信するのは怖い。数字を1つ間違えただけで信用が飛ぶ。
なので、下書きまで作らせて止める形にした。朝起きたら下書きができていて、読んで、押す。押すのは10秒だ。
命令文で決めたこと
拡張に渡す文には、手順よりも「やらないこと」を厚く書いた。
【やらないこと】
・投稿ボタンを押す
・ニュースの数字を自分で計算する、丸める、単位を変える
・型に無理やり当てはめる
・「たぶんこの型だろう」で進める(迷ったら報告して止まる)
2つ目は実体験から来ている。以前、仕入れデータの列が入れ替わって見えたのを「入力ミスですね」とAIに直され、連携先で4行全部弾かれたことがある。元のデータが正しかった。 AIは気を利かせて直しにくる。数字を触らせない一文は必ず入れるようにしている。
3つ目と4つ目もセットだ。型は9つしかないので、当てはまらない日は普通にある。そこで無理に当てはめると、間違った因果を発信することになる。当てはまらない日は投稿しない、をはっきり書いた。
本業では使わないと決めた
拡張のインストール時に要求される権限は広い。
ページデバッガ / 全ウェブサイトのデータの読み取りと変更 /
通知 / ダウンロードの管理 / ネイティブアプリとの通信 / タブグループの管理
2つ目が強い。ログイン済みのサイトを全部読める。
自分のブラウザには本業のシステムが入っている。商品データ、在庫、価格。そこでは使わないことにした。 読み取りだけの作業も含めて使わない。公開・価格変更・在庫は戻せないからだ。
拡張のストアページ自身にもこう書いてある。
Always confirm before Claude handles financial, personal, or work-critical tasks
本業は work-critical に当たる。
Chromeのプロファイルを分けて、副業用のプロファイルにだけ拡張を入れる形にした。
CAPTCHAには勝てない
もう1つ、先に知っておくべきことがあった。「私はロボットではありません」が出たら詰む。 2段階認証のSMSも突破できない。
これは頻度の問題と直結する。最初は「1日30本投稿する」ことを考えていたが、頻度を上げるほどCAPTCHAが出やすくなる。規約でスパム判定される以前に、機構的に完走しない。
1日1本にした。
記録
2026-08-06 セットアップ
- 拡張をインストール。権限を確認
- 商品登録系では使わないと決めた
- 命令文を書いた(下書きまでで止める形)
- 手動での実行はまだ。ここから先は未検証
(ここに続きを書く)
確かめたいのはこの4つ。
- カードだけをスクショできるか(ページ全体ではなく枠内だけ)
- Xの下書きに画像を添付できるか
- Scheduled tasks は、PCを閉じていた朝も動くのか
- 下書きができていて、実際に押したのは何日ぶんか
4つ目が本題かもしれない。自動化しても、押さなければ0本だ。