AIに書かせた記事を、AIチェッカーの指摘0にするまでにやったこと

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このブログの記事は、下書きをAIに書かせている。事実は自分で確認して直しているが、文章の骨格はAIが作ったものだ。

そのままだとAIっぽさが残る。読む人は数行で気づいて、気づいた時点で離れる。

なので測って、直した。使ったのは自作のスクリプトと、外部のAI判定ツール2つ。最終的に自作のほうは指摘0件になった。何をどう直したかを全部書く。

自作のチェッカーで14件出た

まず自分で測れるようにした。感想で直すと、直したかどうかが分からなくなるからだ。

見ているのは6つある。強調の密度、見出しの密度、箇条書きの比率、定型フレーズ、文の長さのばらつき、中身の薄い見出し。しきい値は本文1,000字あたりの個数で置いた。

記事4本にかけたら、指摘が14件出た。強調の合計は97箇所あった。

■ CSV自動化の話(1,989字)
  - 強調が多い(1,000字あたり 13.6箇所 / 目安 4.0)…全27箇所
  - 見出しが細かすぎる(4.0 / 目安 3.0)
  - 箇条書き・表が多い(本文行の48% / 目安 35%)
  - 中身の薄い見出し: まとめ

目安の3倍以上だった。多い。

ただ、書いているときは多いと思っていない。1箇所ずつ見れば、この文は結論だから、この数字は覚えてほしいから、というふうに、どれも太字にする理由があるように見えてしまうからだ。

一番効いたのは強調を捨てたこと

減らすのではなく、使わないことにした。ゼロにした。

2箇所でも、あると目がそこへ行く。読者は太字だけ拾って、間の文章を飛ばす。だったら最初から無いほうが、全部読まれる可能性が上がる。

実際にどう書き換えたかを1つ出す。

【前】
**結果、4行すべてエラーになった。**
理由は単純で、**連携先のシステムは、仕入先のマスタと突き合わせて検証していた**。

【後】
全滅した。4行すべてエラーになった。
理由は単純だった。連携先のシステムは、仕入先のマスタと突き合わせて検証していた。

太字を外して、代わりに4文字の短い文を1つ足している。強調したい気持ちは、書式ではなく文の長さで出せる。そちらのほうが効く。

同時にやったのが3つある。見出しを減らして本文に溶かすこと。「まとめ」という見出しを消して地の文に戻すこと。短い文と長い文を意識して混ぜること。

文の長さは標準偏差で測っている。10前後だと、どの文もだいたい同じ長さで並んでいる状態だ。人が書くとそうはならない。説明が長く続いたあとに短い一言が来たり、勢いで一文が伸びて読点だらけになったりする。均一なのは、書いているのではなく生成しているからだ。

これで14件が0件になった。中身は1文字も足していない。事実も、順番も、結論も、書いた当時のまま何ひとつ変えずに、書式と文の切り方だけを触った結果としてこうなっている。

外部ツールの減点内訳から、1つだけ拾った

自作のチェッカーが0になったので、外部のAI判定ツールで確かめた。かけたのは User Local の生成AIチェッカーと、webサクッとツールズのAIっぽい文章チェッカー。

判定は真逆に割れた。前者は「人によって書かれた可能性が高い(AI 15%)」で、後者は「AI度 55/100、AIっぽさ強め」。同じ文章を貼ってこうなる。その話は別の記事に分けて書いた。

ここで使えたのは、判定そのものではなく減点の内訳だった。

定型フレーズ        24 / 24   ← 満点の減点
文末の単調さ        16 / 16
箇条書きの均一さ    14 / 14
接続語の整いすぎ     1 / 16
具体性の少なさ       0 / 12   ← 減点ゼロ
人間味の薄さ         0 / 18   ← 減点ゼロ
合計                55 / 100

足すと55になる。つまりこれは減点の合計だ。

いちばん大きい減点が定型フレーズで、内容は「加えて / まず / 次に / 最後に などが見つかりました」だった。

自分の記事を調べたら、本当にそう書いてあった。

108行目: まず、「もらった値はそのまま通す」を明文化した。
114行目: 次に、不完全なファイルは出力を止めるようにした。
123行目: それから、やむを得ず値を整形した場合は…
125行目: 最後に、商品登録に必須の項目が空なら止めるようにした。

段落の頭に、順番を示す言葉が4つ並んでいた。手順を並べる形は、AIが最も得意な構成だ。自分のチェッカーは密度しか測っていなかったので、この癖を素通りさせていた。

4箇所とも外して、中身でつなぐ形に書き直した。

まず、〜を明文化した        → 一番効いたのは、〜を明文化したことだった
次に、〜を止めるようにした  → 不完全なファイルは、出力そのものを止めるようにした
それから、〜出すようにした  → やむを得ず値を整形したときは、必ず確認リストに出す
最後に、〜も足した          → 必須の項目が空なら止める、というのも足した

そのうえで、自作のチェッカーに判定を追加した。段落の頭に順序の言葉が3種類そろったら止まる。文の途中にある「まず」は普通の日本語なので数えない。

指摘が出るかどうかも試した。

■ test.md(本文 37字)
  - 段落の頭に順序の接続語が3種類: まず / 最後に / 次に
    …手順を並べる形になっている。文の中身でつなぐ

ここまでで、記事7本すべてが指摘0件になった。

0にしたあとで思うこと

減点がゼロだった2項目のほうが、実は大事だと思っている。こちらは直せない。

具体性の少なさが0で、数字・引用・体験語の手がかりが94個。人間味の薄さも0で、主観やゆらぎの手がかりが87個。この2つは実体験で書いているから出ている数字で、あとから足せない。

文体の癖は直せる。書式を変えるだけなので、30分もかからない。でも中身の具体性は、実際にやっていないと1個も出てこない。順番としては、中身が先で、文体は後だ。

数値を0にすること自体は目的ではない。読む人が最後まで読むかどうかがすべてで、チェッカーはその代わりに使える目安でしかない。

やることを短くまとめると、こうなる。太字を捨てる。見出しを減らして地の文に戻す。「まとめ」を書かない。短い文と長い文を混ぜる。段落の頭に順番を示す言葉を置かない。

そのうえで、自分が実際にやったことを書く。これだけだ。

前の4つは書式の話なので、30分で終わる。最後の1つだけは、代わりがきかない。

測るのに使ったスクリプトは、ダウンロードできるようにしてある。→ AIっぽさチェッカー

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